松田豊さんの動画で「競争しない稼ぎ方」について説かれていたので自分なりに調べてまとめてみました。
競争しない稼ぎ方とは
競争に打ち勝って稼ぐのが常識です。
ふつうは市場での競争が前提で、いかにして競争優位に立つか、そのための戦略についてこれまで研究されてきました。
松田豊さんから「競争しない稼ぎ方を身につける」と最初聞いたとき???と思いました。
私のこれまでの仕事の経歴で競争しなくて稼げる分野はありませんでした。
競争しないで稼ぐということが理論上も経験上考えられない内容でした。
そんなユートピアのような世界があるのか?と興味を持ちましたが内容は想像できませんでした。
スポーツではよく「自分に勝つ」ということがいわれるので、なんとなくそれに近いことなのかもしれないと想像しました。
松田豊さんから学んだことも含めて自分で競争市場で稼ぐ人はどんな人なのか、競争しないで稼ぐ方法はどんな方法なのかまとめてみました。
現段階の私自身の見解なので不完全なところがあるかもしれません。変わったところがあれば随時更新したいと思います。
競争市場で勝てる人
「競争市場」、過酷な競争で血に染まる市場ということで「レッドオーシャン」とよばれる市場で勝てる人を考えてみました。
- 資金力がある人
- インサイダー情報を持っている人
- ノウハウを持っている人
- 人脈がある人
- 行動力がある人
- 賢い人
などをイメージします。
なかでも資金力やインサイダー情報を持っている人には到底勝てると思えません。
その市場のノウハウや人脈を持っている人も強いですね。
何十年もその市場にいないと作れないものです。
このような人たちがいる市場に素人同然の新参者が参加したところで勝負にならないのは見えています。
よくいわれる例えでいえば、まさしく「素人がプロに勝負を挑む」ようなです。
そもそも素人を呼び込んでカモにするという業界もあるぐらいです。
競争しないで勝てる方法
ランチェスター弱者の戦略
松田豊さんも説いておられる「弱者の戦略」です。
もともと「ランチェスターの法則」とは戦争の戦略論で、いわゆる「兵法」のことでした。それをビジネスに応用したものです。
弱者の戦略といっても現在の大企業もこの戦略を使って生き残ってきたことから有効な戦略なのかと思います。
具体的には、
・「局地戦」:地域や取り扱い分野の限定
・「接近戦」:顧客に接近する販売経路、とびこみ営業、ダイレクトメール
・「一騎討ち戦」:競合相手の少ない競争
・「陽動戦」:奇襲戦法
です。
これをネットビジネスで考えてみると、
「局地戦」は、取り扱いエリア、ターゲット、取り扱い分野をしぼって専門性を高める。
「接近戦」や「一騎打ち線」はメルマガや動画配信などになるのでしょうか。
「陽動戦」はとくに例えが浮かびませんでした。
「局地戦」が一番シンプルでわかりやすい。次のニッチ戦略と少し被ります。
ニッチ戦略(ブルーオーシャン)
ニッチとは広辞苑によると以下の通りです。
ニッチ【niche】
①西洋建築で、壁面の一部をくぼめた龕(がん)状の部分。キリスト教会堂の内壁などに設け、彫像などを置く。壁龕(へきがん)。
②〔生〕生態的地位のこと。エコロジカル‐ニッチ。
③市場や産業で他社が進出していない分野。
④トンネル・橋などに設けられた避難場所。
→ニッチ‐さんぎょう【ニッチ産業】
引用:広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店
ニッチ産業とはコトバンクによれば以下の通りです。
ニッチ産業
ニッチさんぎょう
niche industry
顧客の需要があるにもかかわらず規模が小さく,商品の供給・提供がなかった市場や潜在的需要を掘り起こす産業。すきま産業,ニッチ市場,ニッチマーケットともいう。大企業が関心をもっていない,あるいは対応できない領域において,独自の高度な技術・知識,常識にとらわれない柔軟さをもち,小口の需要にも迅速に対応するといったビジネスモデルを構築することにより,高収益をあげる中小企業やベンチャー企業が多い。政府はニッチ分野における中小企業,ベンチャー企業の事業展開を積極的に進めている。「ベンチャー企業成長促進事業(実力評価事業)」はその一例で,中小企業,ベンチャー企業が有する技術力,知的財産,経営戦略を外部機関が評価し,その結果を公表することで資金調達の円滑化,販路拡大を支援している。
コトバンクより引用
本当の意味での隙間産業や規模の大きくない新規分野がまさにこれにあたると思われます。
とはいえ、先進性があると見込まれるか、ある程度市場規模が大きくなると、大手資本が参入してきます。
M&A等で大手資本に吸収されていくことになります。
自分のやりたいこと(他人は関係なし)
自分が楽しいことをひたすら続けていたら、突出していたり、誰もやらないことで第一人者になっていたというようなケースです。
ある意味有名になってしまうので、「顔出し、名前だし」への道が待っていそうです。
そもそもまわりの目なんて気にしていないし、儲かるかどうかなんていうのも、あまり考えていません。
まったく儲けを考えていないわけではないでしょうが、そもそも儲かりそうにないので誰もやらないという分野になります。
それゆえに、上手くいけばまさしく「一人勝ち」の世界です。
時流にのる・時代に先行する(伸びている分野これから伸びる分野)
これもよく松田豊さんが説かれていることで、ひとことで言えば、「世の中の流れに従って伸びていく分野に乗っかる方法」です。
「先手必勝」、「先んずれば人を制す」ということで弱者でも先頭を走っていれば儲けられるということです。
まとめ
まともに戦ってはいけないし、弱者なりに知恵を使って立ち向かわなければいけないということは確かです。
ここにあげた内容がすべてだとは思わないので気が付いたら追加・修正したいと思います。
「弱者の戦略」や「ランチェスター戦略」に関する本はたくさん出ていますが読むならこの2冊がおすすめです。